【短編ラノベづくり #4】3行プロット
更新日:4月13日
みなさんこんにちは!
かいふくです。
短編ラノベづくり企画、前回は登場キャラクターのアイデア出しでした。
4回目の今回は・・・?
| 3行プロット
あらすじと少し似ていますがあらすじは予告の役割を持っているため、見たいと思ってもらえるようにキャラクターや世界観を知ってもらいながらも、気を引くための仕掛けが必要です。あらすじについてはまた改めて語るとして・・・。
3行プロットとは?
物語の大筋を決めること。
具体的には誰がどうしてどうなった?というもので、結末を見据えたものです。
3行プロットを書くために必要なのが登場人物や世界観の設定です。
これは自分のやり方なのですが、3行プロットの段階ではキャラクターや世界観をざっくりと出して、その後の詳細を落とし込むときに微調整を行っています。
起承転結や3幕構成など、構成は人によって変わると思いますが、
3行プロットはシナリオ制作の前の部分。
方針に近いものなので、ここだけは絶対に決まっている。
というものを入れてみると良いと思います。
| たとえば、桃太郎の3行プロットなら
桃太郎を例にして3行プロットを説明してみましょう。
物語を簡潔に説明できるようにするには「その作品にしかない要素」と誰が何のために何をするのか?があるとわかりやすいでしょう。
その作品にしかない要素
・桃から生まれた桃太郎
・きびだんご
誰が何のために何をする?
・桃太郎が村を助けるために鬼退治をする
ここから肉付けしていくと、おじいさんとおばあさんが桃太郎を育ててくれたり、仲間と出会ったりとなっていくんですよね。3行プロットがしっかりしていれば物語を書くときに作家自体も迷子になりづらくなります。
| 今回の作品の3行プロット
この作品にしかない要素
・人と生き物が同じ大きさ、同じ言語で会話できる
・独自の決まりがあるコミュニティ
誰が何のために何をする?
・少しずつコミュニティの人数が減っていく中でも、主人公たちは楽しい暮らしを守るために自身の役割を全うする
まだネーミングがないので漠然としたところはありますが、骨子としては概ねできてきました。独自のルールや主人公が料理人としてどう振る舞うのはポイントになるかなぁと。
そこのところをまさに次回具体的にしていきたいですね。
それではまた!
スケジュール
1.3/2(土)テーマ候補出し
2.3/9(土)世界観アイデア出し
3.3/16(土)登場キャラクターアイデア出し
4.3/23(土)3行プロット
5.3/30(土)アイデアを具体的に
6.4/6(土)そのほかのアイデア(建物、小物、慣わしや習慣など)
7.4/13(土)詳細なプロット
8.4/20(土)本編づくり
9.4/27(土)本編完成、タイトル付け
10.5/1(水)本編お披露目
短編ラノベづくり企画概要
本企画では下記の著書を参考にさせていただいています!
『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオセンター式 物語のつくり方』新井一樹著 日本実業出版社
『あなたの才能も一気に開花 プロだけが知っている小説の書き方』森沢明夫著書 飛鳥新社
・異世界の設定をする方におすすめ!
『物語を作る人のための世界観設定ノート』榎本 秋,鳥居 彩音著 PIE International
コメント